0501

刻一刻と変化する

色とりどりの光の模様

夜空いっぱいに広がる

僕から君へのメッセージ




0502

風に踊る雨が

フロントガラスに弾かれて

流れて描く 微かな光の揺らぎに

君へのはやる気持ちを映し出す




0503

初夏の風

大樹の根元に腰かけて

木洩れ日の中

二人語らいて




0504

降る雨の音に

冷えた気持ちを推し量り


久しぶりだね

元気ですかと


繰り返し

君に届けた手紙も


途切れた想いの

隅っこで


かえることなく

ずぶ濡れた日




0505(雨)

君の街から届く雨雲


人一倍苦心し

届けた 

君へのメッセージ


僕の街に降る雨

日常さえも

伝えられないまま




0506(白き約束)

凍てつく風も

温もる吐息で

やさしく包む


揺らり揺られて

真白き風花


白花ひらりと

舞い降りる夜

心踊り震えん


白き約束 風に乗る